徒然なるままに №675 まるでおとぎ話のような

 

藤井さんが叡王戦で3連覇を果たして6冠を維持し、渡辺明名人との名人戦においても3勝1敗と王手をかけており、7冠達成も目前に迫っています。

 

 

彼の凄さに異論をはさむ人はいないと思いますし、特集記事なども後を絶ちません。

 

 

勝者にスポットライトが集中し注目されるのは当然なのですが、敗れし者たちにも彼らなりのドラマがあるわけです。

 

 

 

一昨日はひとりのファンとして『プリモシュ・ログリッチ』の大逆転勝利に酔いしれましたが、敗れた『ゲラント・トーマス』にとっては最後になるかもしれないグランツール総合優勝のチャンスを目前で失ってしまった、ある意味悪夢の一日だったわけです。

 

 

気落ちしていてもおかしくないのですが、彼は最後に感動的なドラマを演出してくれました。

 

 

 

最終日のジロ・デ・イタリア第21ステージでは、先日今季限りでの引退を発表したばかりの『マーク・カヴェンディッシュ』が現役選手最多の162勝目を上げたのですが、お膳立てをしたのが元チームメイト且つ友人でもある『ゲラント・トーマス』でした。

 

 

ふたりは同世代の英国出身スーパースターであり、過去には5年間同じチームで戦った仲間です。

 

 

自らは総合優勝の可能性がついえたにも関わらず、現役引退を表明した友人の為に献身的なアシストをし、それに勝利で応えた『カヴェンディッシュ』

 

 

こちらのシーンに思わず胸を熱くしたのはきっと私だけではないはずです。(動画内1:06辺り)

 

 

 

 

『ゲラント・トーマス』も引退時期が取り沙汰されていますが、レース後こんなコメントを出しています。

 

 

「最終日前日に総合首位を失うのは辛い体験だよ」

 

 

「辛い経験が栄光を更に引き立ててくれる。また強くなって戻ってくるよ」

 

 

「総合優勝の望みは断たれたけれど、せめて古くからの友人を助けようと思った。一足早い餞別だね」

 

 

「僕ら老人はまだまだ強いんだよ」

 

 

とコメントしています。

 

 

 

COVID-19や悪天候などの影響で、当初エントリーのおよそ3割の選手がリタイアした【世界一美しく過酷なサイクルロードレース】も、最終盤にとんでもないドラマを作り出して幕を下ろしました。

 

 

さぁ、次は7月1日(金)から始まる【ツール・ド・フランス】です。

 

 

 

 

オヤジK

 

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徒然なるままに №671 ピンク

 

『巨人・大鵬・玉子焼き』とは戦後の流行語ですが、私も幼い頃は、『巨人・貴乃花(初代)・玉子焼き』が大好きでした。

 

 

しかしいつのころからか、日本プロ野球や大相撲にはすっかり興味を失ってしまい、今では海外スポーツばかり追っかけています。

 

 

興味の中心はサイクルロードレースですが、今世界3大自転車ロードレース『グランツール』のひとつ、「世界一美しく過酷」と形容される『ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia)』が終盤戦を迎えています。

 

 

因みに昨日行われた、5つ星・超難関の第16ステージのアクチュアルスタート直後には、『ダニエル・クレイグ』主演映画【007 慰みの報酬(2008年)】の冒頭カーチェイスシーンのロケ地、イタリア最大のガルダ湖畔を走るトンネルロードが使用されました。

 

 

 

 

このレースは、名前の通りイタリア全土を主戦場としていますが、イメージカラーは【ピンク】

 

 

「マリア・ローザ(Maglia rosa)」

 

 

ローザとは薔薇という意味で、この【ピンク】のジャージーは個人総合1位の選手がレースで着用します。

 

 

沿道を含め【ピンク】で埋め尽くされる3週間ですが、なぜリーダージャージが【ピンク】なのでしょう?

 

 

それは、レースの主催者がサッカーファンにはお馴染み、【ピンク】の紙面がトレードマークである、イタリアの有名スポーツ紙『ガゼッタ・デロ・スポルト(La Gazzetta dello Sport)』だから。

 

 

 

【ピンク】と言えば、ここ福岡でも20ー21日はホークスファンにはお馴染みの『ピンクフルデー』開催されたようです。

 

 

“What isPinkful Day?”

 

非日常感やワクワク感を想起させやすいピンクは「タカガール♡デー」の歴史と象徴であり、「満ちる」という意味のフルをかけ合わせることで、球場が【ピンク】一色に満ちるのはもちろん、選手のパワフルなプレーとともにご来場いただいた皆さま全員の「楽しい」や「感動」が満ちる1日になってほしいという想いが込められています。

(特設サイトより引用)

 

 

 

ファンではありませんのでこのようなイベントが開催されているとは露知らず、こちらのコーデで出掛けてしまった私は、周りからイベントに乗っかったチャラいオヤジと勘違いされてしまいました・・・

 

 

 

 

 

そう言えば、大好きな『市川実日子』さんも、映画のインタビューで好きな色は【ピンク】とイエローって言っていますね^^

 

俳優・市川実日子にとっての“美しい”とは――「好きな色は、そのときにしかわからない」

 

 

 

 

“Fuckin’ perfect”
(2010年)
P!nk

 

オヤジK

 

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徒然なるままに №589 あぁ~プリモシュ・ログリッチ

 

暴風で睡眠を妨げられ少々しんどい1日を過ごしましたが、『大谷翔平』の1試合2ホーマーや、『藤井聡太』の王位戦防衛等、嬉しい話題が疲れを癒してくれました。

 

 

しかし、最後になんとも残念な出来事が。

 

 

世界3大サイクルロードレースのひとつ【ブエルタ・エスパーニャ 2022】第16ステージに於いて、逆転による総合4連覇を目指していた『プリモシュ・ログリッチ』がゴール直前に落車・負傷するという悲劇が待ち構えていました。

 

 

ゴール後の痛々しい姿からはそれなりのダメージが予想されますが、今日以降もレースを続行し、この週末『マイヨ・ロホ』を纏って表彰台に立つ姿を願っています。

 

 

微笑みの法則
(1979年)
柳ジョージ&レイニーウッド

 

 

資生堂1979年秋のCMソングでした。

 

オヤジK

 

 

 

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