ちょっとブレイク vol.6 【白山 文雅】

 

【食いしん坊】を自称しているが、流行り物にはあまり興味がない。

 

今、巷ではスパイスカレーなるものが人気で、私の周りでも行列ができる店が幾つかある。

もともと高級志向でもないし、奇をてらった創作ものも、さほど食指が動かない。定番メニューでありながら丁寧な仕事が施され、深みの有る美味しさを追求したものが好きである。

それに、たかだか?食事をするためだけに店舗の外で待たされるはゴメンだ。

仮に運よく食事にありつけたとしても、すぐ後ろで待たれたり、外で待っている人がいると、どうにも気になって食事どころではなくなる。

 

しかし、混雑する駅のホームにある立ち食いうどんは大好きだ。元営業マンの習性だろうか。

鳥栖駅名物、中央軒のかしわうどんはわざわざ途中下車して食べたものだ。最近では入場券を買って食べに行く人もいるようだが、さすがにそれはない。

 

というわけで、皆、屋号だけは知っているであろう【白山文雅】にお邪魔した。創業が1958年だから、僕らの5つ先輩だ。

 

人づてに聞いた話だが、全国を飛び回る某大手メーカーのグルメな営業マンが、欧風カレーの分野では5本の指に入ると太鼓判を押したらしい。

ならばと、今回清水の舞台から飛び降りてみることにした。もちろん初めての訪問である。

 

まず、店舗入り口横に置いてある「お品書き」を見て、次に店内に足を踏み入れ目に飛び込んできた内装を見て、そして席に案内されメニューを渡された時と、3度身構えてしまった(滝汗)

 

カレーを食べに来ただけなのに、ありえない緊張感だ。

今回は8種類のカレーから2品を選べ、オードブル・デザート・コーヒー付きの【カレーセット】2,600円をオーダーした。

まずはオードブルに驚いた。酸っぱい系は苦手で、フレンチドレッシングは敬遠するのだが、これがまたいい。野菜嫌い(トマトは特に)だが、綺麗に平らげた。

 

そしてメインのカレーは友人と2人でビーフ・シーフード・チキン・きのこをオーダーした。

 

はっきり言おう。一度トライする価値は十二分にある。

特に先代が考案したという、「きのこカレー」は驚きの美味さだ。

ベシャメルソースをベースにバター・生クリーム等を合わせたベストセラーらしい。

古くからの常連客のほとんどが、ビーフときのこを注文するほどの逸品。納得である。

因みに辛口ジャワはフェイスタオル必須とのこと(笑)

 

もう一度言おう。

平日限定のセレクト2色カレーなら1,350円?(要確認)でありつける。一度は食してみるべし。

とても普段使いできる店ではないが、年に一度くらいはお邪魔したい。

アルコールは要らないので、ほんの少し節煙すればなんとかなる。(禁煙すれば?等というツッコミはご勘弁を)

カレーで1,000円オーバーは懐に厳しいが、とにかく大満足である。

 

食いしん坊オヤジK

 

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