徒然なるままに №373 山口香さん

 

日本オリンピック委員会(JOC)の理事で、元柔道世界王者の『山口香』さん(56)が【中日新聞】のオンラインインタビューに応じています。

 

<五輪リスク>開催意義 説明できない JOC理事・山口香さん「コロナ禍国民に不平等感 強行なら「負の遺産」」

 

(以下は抜粋)

「心の底から応援してもらえない空気の中で競技するアスリートも苦しいと思う。」

「命を守る優先順位を変えることは倫理上の問題」

「五輪によって医療に影響が出るかもしれない状況でも開催する意義や価値を、政府やIOCは説明していない。私自身は説明できない」

「一時的な感動のために医療逼迫などの問題を飛ばしてもいいものか」

「商業主義や肥大化といった五輪の課題はこれまでも薄いカーテンの向こうに見えていたが、『世界的なお祭りだから』と許容してきた…巨大化した五輪は利益が絡まって誰が責任主体か分からず、方向転換もできないように見える」

開催された場合「突き進む意義や価値を国民に伝え…できなければ、負の遺産として残る可能性がある。結果として感染拡大につながれば、アスリートや五輪への反発につながりかねない。五輪後のスポーツを考えたときに、開催がプラスなのか、マイナスなのか、よく考える必要」

 

 

「中止の議論は全く無かった」「全面的に支持を得た」とおくびも出さずに云い切る人たちとは違い、至極全うな発言だと思えるのですが、あちら側の人たちからすると、「わきまえてない」だの「余計な事を」になるのかな?

 

 

皆右へ習えでオフィシャルパートナーなんかになってるからだろうけど、このような発言が大手マスメディアで取り上げられないことに、大きな問題があるような。

まんま、先の大戦で大本営に加担した時と同じ構図じゃないかと思ったりするわけで。

 

 

時代遅れの恋人たち
(1978年)
中村雅俊

 

 

むしゃくしゃした時、怒りや悔しさの矛先をどこに向けていいか途方に暮れた時、『夕日(海)に向かって大声で叫ぶ』なんてことを実践した事のあるオヤジは正直に手を挙げて!^^

 

オヤジK

 

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徒然なるままに №331 やっぱり

 

大手マスメディアはD通その他に忖度して、ほとんど後追いがありません

 

 

先日「紀尾井町出版の記事を鵜呑みにはしていない」と言いましたが、ほぼ事実だったということでしょう。

徒然なるままに №320 もりんぴっく

 

 

橋本聖子&高橋尚子&増田明美
vs.
山口香&有森裕子

 

女性活躍の名のもと、多くの方がそれぞれのお立場で意見を述べられるのはとてもいい事なのですが・・・

 

橋本さんについては余りにツッコミどころが多すぎてwww

「オリンピック反対の人はスポーツが嫌いなの?」(by増田)

「一体感醸成の発信方法を考える」(by高橋)

 

これって、「オリンピック開催に寄り添わない国民が悪い」と聞こえてしまうのは私だけでしょうか?

 

オリンピック推進派(アスリートを含む)の人たちは、この一年、医療・介護従事者(コロナ対応に従事された方)及びそのご家族がどんなに辛く苦しい日々を送られてきたのか、理解しているのでしょうか?

 

音楽・演劇関係者等アスリート以外にも活躍の場を奪われ、じっと我慢してきた(している)人たちは大勢います。

 

多くの国民の命や健康・生活より、オリンピックやアスリートは優先されなければならない特別なものなのでしょうか?

 

増田さんに至っては、国営放送の討論会での発言では飽き足らず、こんなコラムを寄せています。

 

スポーツジャーナリスト・増田明美 的外れな告げ口に対抗を

 

 

D通佐々木氏の侮辱発言疑惑は紀尾井町出版がスクープした記事のきっかけに過ぎなかったわけですが、問題の本質を見ることなく、がなり立てるのはいかがなものかと。

 

国内向けのバラエティー番組と世界中へ発信される大舞台の演出を同列に捉え、細心の注意を払わなければならない事柄をすっ飛ばして断じようとしているわけです。

 

また、暗に【内部告発≒告げ口】と誤解されかねない認識は、かなり問題だと思われます。

 

「木を見て森を見ず」の危うさや熱を上げ過ぎて周りが見えなくなっているであろう、彼女達の言動を「他山の石」としたいと思った次第です。

 

 

“Girls Just Want To Have Fun”
(1983年)
Cyndi Lauper

 

女性アーティストが台頭してきた1980年代。
そんな中異色を放った彼女の、ソロデビューシングル(全米2位)。
女性の自由な生き方や自立を謳ったアンセム(讃歌)としても知られています。

 

因みにオリジナルはこんな感じのパンクロックでした。歌詞も男性目線

Robert Hazard
(1979年)

 

 

女性の方々が表舞台で活躍し、自らの考えや意見を述べる機会が増えた事は大いに歓迎されるべきですし、様々な視点から自由闊達な議論がなされることはとても良い事だと思います。

 

ただ、事実より情を優先させる議論は論外です。

 

 

今日は年度末。

私はここ数日の黄砂でヨレヨレですが、年度末で多忙を極めた皆さん、おつかれさまでした。

 

オヤジK

 

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徒然なるままに №300 言いたい放題

 

“Shout”
(1984年)
全米1位 全英2位
Tears For Fears

 

今日はキリ番の更新になります。

 

今までもずっとそうでしたが、今日も好き放題書かせていただきます。しかも長くて、くどいです。

 

一部の方には不快極まりないであろうオヤジの独り言ですから、興味のない方は最下段の記事だけでもご覧ください。

 

 

日本に限った事ではありませんが、世論の分断とやらが取り沙汰されています。おいしい思いが出来てる人々は支持するでしょうし、そうでない方々は批判をします。

 

私は後者ですが、立ち位置によって為政者への評価が割れるのはある意味当然です。

 

しかし、無視・嘘・偽り・隠蔽・改竄・詭弁・ゴマカシがあっても甘い蜜さえ手に入れば問題なしとすることは、どうなんでしょう?

 

所詮、私を含む多くの人々が自分本位・自分勝手なのでこれも致し方ないのかもしれませんが、このままやり過ごしていいものか甚だ疑問に思うわけです。

 

私は社会主義者でも共産主義者でもありませんので、必然的に長年JM党支持でしたが、表に出さずにこそこそと戦前回帰を目論むようでは、さすがにあかんやろと思うのです。

 

つくづく一度『谷垣禎一』さんに総理をやってみて欲しかった等と懐古したりもします。

 

 

ここ数年『日本人って凄い』という類の番組がやたら目につきます。なんちゃらミクスのおかげで日本は凄いとかも大きく報じられてきました。

 

ただコロナ禍に於いて露呈した、ギリギリで生活している人々が大勢いるという事、アジア諸国からの技能実習生とは名ばかりの格安労働力なしでは経済が回ならい事、インバウンド需要無しでは虫の息になってしまう事等、人口減少が続き衰退し続けている国家である事実を真正面から見つめなおす必要があるんじゃないでしょうか?

 

そんな状況にも関わらず株価はあのバブル期に迫る勢いで、意味不明な高騰を続けています。(先週末は大きく下落しましたが)

 

株価だけなら浮かれていてもいいんですが、余った投機資金が商品市場に流れ込んできたらどうするの?と不安がよぎったりもします。

 

 

先日の福島沖地震直後、原発に異常はないと報道されていました。

 

ところが、やれ水位が下がっているだの、タンク位置がずれていただのこっそり発表していましたが、10年前となんら変わっていない状況に辟易とします。

 

 

敵基地攻撃ミサイル等というのは、あの真珠湾攻撃と同じ意味合いって事じゃないでしょうか?

 

【外国公船への危害射撃も可能 政府、尖閣対応で法解釈明確化】って、色々とマズいと思いますが。

 

 

お偉い方々は、森さん辞任騒動における問題の本質を理解しているのか甚だ疑問です。

 

看板はかわりましたが、所詮『二人(三人)羽織』って事なんでしょう。

 

屁理屈になってしまいますが、もともと男女平等って無理があると思っています。女性活躍ってのも少し違うと思うのです。『男女を問わずすべての人が公平に機会を与えられる社会』であればすんなり受け入れられるのですが。

 

というか、昨今のジェンダーギャップ議論や対策は、どんどんおかしな方向にむかっているように思えてなりません。

 

橋本さんは、過去のナニを取り沙汰されて反省し謝罪しましたが、アレが男女逆だったら間違いなく釈明・謝罪だけでは済まされなかった事だと思うわけです。

 

しかも、新たに別事案が文春から報じられ、その証拠が官邸公式動画として残っているというのがこれまた脱糞ものなわけです。

 

山下さんは「非公開にしないと本音で話せない」とおっしゃっています。であればカメラ前のあのもっともらしい発言は本音を隠した建前って事でしょうか?

 

新たに取り沙汰されている隠蔽疑惑についても、然もありなんということです。

 

「橋本会長が生き生きとカッコ良く、会長として輝けるようにお支えすることが、世界に対して女性活躍のアピールになると思っています」と発言したようですが、ジェンダー平等推進チームの小谷さんは何を言っているんでしょう?

 

橋本・山下・小谷さんのアスリートとしての実績は揺るぎませんが、一連の言動はどうにも残念でなりません。

 

橋本・山下両氏は政治的既定路線を忠実に遂行する事しか眼中にないようにお見受けしますので、ロジカルな論考が出来るであろう山口香氏が前面に出てこられては?いう思いが余計に募ったりするわけです。

 

「女性はわきまえないby森」

 

「会議に出席させるが発言はさせないby二階」

 

「旧姓を保持する事を認める運動には反対しますが、自分は特別なので旧姓で活動しますby丸川」

 

個々人の信念は自由だと思うのですが、選択的夫婦別姓に反対するのであれば、男女共同参画担当相・五輪相を受けるべきではなかったと思います。

 

ガースーさんは、「今後も女性広報官として期待している」とおっしゃっていましたが、わざわざ女性と言う必要があるのでしょうか?

 

 

ちょっと(-。-)y-゜゜゜しましょう

 

 

トシちゃんの還暦を祝って

 

NINJIN娘
(1982年)
田原俊彦

 

 

国会とは法律・予算が最重要事項だと思うのですが、某国営テレビが度々予算委員会の中継をしない事例が前政権から続いています。

 

公共放送を盾に受信料徴収に血眼になるのであれば、責務を果たしていただきたいものです。

 

あの広報官ってどうして私だけが頭を下げて謝らなくちゃいけないの(怒)って意識が表情にアリアリと出ていました。こういう人って彼女に限った事ではなく、困った事に私の周りにもいるんです。男女を問わず(笑)

 

東北・霞が関・それに内閣で処分のバランスが違いすぎると思うのですが、このまま鎮火するとは思えません。どうなることやら。

 

農水省・総務省と続く一連の疑惑を与野党の攻防(政局)として報道するマスコミに、誰か「違うだろーっ!」と突っ込んでくれませんか?

 

五輪ボランティア辞退者が1000人超えても支障はないそうです。それは、竹中人材派遣会社を通じて件のアルバイトを募集すればいいからですか?

 

森さんや二階さん発言の影響を否定しませんが、多くの国民が賛同していないと思われる五輪に、感染のリスクと炎天下でマスクをして熱中症のリスクを負ってまで無償で奉仕したいという人が、この先どれだけ残るのでしょう。

 

3億円を超える費用投下したポンコツアプリもアレですが、73億もかけたコロナ対策五輪アプリって・・・

 

ワクチンの有効度はともかく、世界中でブンドリ合戦が繰り広げられているのですから、ここ日本の接種が遅れるのはある意味では致し方ないと思います。

 

ですが、そんな中でもイベント開催有りきで突き進むIOC・組織委員会・東京都・政治家って、一般国民の事等眼中に無いのでしょう。

 

積極的疫学調査をやめて、濃厚接触者というだけでは検査してもらえなくなっているようですが、政権与党の関係者は党費で検査が受けられるってどういうことなんでしょう?

 

いいですよね。なんでも優遇され旨味を享受できる人たちは。特権・癒着・丸投げ・中抜き天国で。

 

 

気持ちを鎮めてクールダウン

 

 

般若心経 (sakura mix.)
×
高台寺・京都
薬師寺寛邦 キッサコ

 

 

僕等より一世代下【就職氷河期世代】と呼ばれる人たちにバトンを渡したらどうだろう?と思う事があります。

 

ホリエモンやひろゆき世代とでもいいましょうか。

 

彼らに共通するのは、既存の枠組みの中ではうまくフィットしない自分たちの立ち位置を独自路線で切り開いてきた事だと思うのです。

 

僕の世代は時代が悪かったぶん、考えることを余儀なくされ、おかげで能力が身についた。byひろゆき

 

とかくおふたりの意見は何かと物議を醸しますし、相容れない事も多々あります。

 

ですが、現状打破、スクラップ&ビルドを試みるには最適なんじゃないかな?とも思ったりするわけです。

 

恐らく政治家やエリート官僚、財界人にもそういう人たちが多く埋もれている気がするのですが、どうなんでしょう。

 

個人的に、立憲の小川さんには注目しています。小泉ジュニアは論外です(笑)

 

勿論彼等の世代全てが独創的とは思いませんし、既に既得権益にまみれている人も多いでしょうから、全推しではありません。

 

 

兎にも角にも、性差や世代、出自等の垣根を超えて、ガラガラポンでもしなきゃマズいよなぁと思う今日この頃です。

 

 

色々吐き出したせいで、

「無性に腹が減った(by井之頭五郎)」

 

【23時の佐賀飯アニメ】

 

やっぱりうまいものたらふく食って、気の合う友と共に残りの人生を笑って楽しく生きていきたいです!ハイ

 

オヤジK

 

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徒然なるままに №278 色々やっかいですなぁ

 

 

まだ記憶に新しい2018年平昌五輪の出来事です。

 

五輪に限った事ではありませんが、出自や性差、肌の色等を問わず、自らの限界に挑戦し、競い合い、尊敬し、称えあうアスリートの姿に僕等は感動を覚えるんだと思います。

 

今巷では、あのお偉いおじいちゃんの発言が大きな問題になっています。

 

発言全文が公開されていましたので確認してみました。

 

森会長発言全文 その1

 

森会長発言全文 その2

 

森会長発言全文 その3

 

この方の過去の問題発言と比較して、さほどインパクト?のある内容ではないのですが、いかんせん今のお立場とタイミングが悪すぎです。

 

おじいちゃんが仲間内と焼鳥屋で愚痴るのとはわけが違います。

 

クローズアップされている発言箇所を含め、今回のケースは当然問題視されるべきものなのですが、発言そのものより周りにいる要人の対応にこそ、この国の病巣があるように思うわけです。

 

身内からは「余人をもって代え難い」等とおっしゃっている方もいらっしゃいます(昨年、検察官定年延長問題でも同様のコメントが聞かれました)

 

また、近しい人たちからは気さくで面倒見のいいひと等と擁護するご意見も出ているようです。

 

が、その事実をもって差別発言が許さる事にはなりませんし、裏返せば身内・お友達優遇ととられかねない言動に走る可能性を秘めるわけですので、為政者やそれに準ずる人の資質としてそのことを前面に押し出されるのはどうかと思うわけです。

 

この国の伝統というか悪しき習慣と言うべきか、権力者への忖度、利権のしがらみ・中抜き天国の元凶でしょう。

 

 

“Power tends to corrupt, and absolute power corrupts absolutely.”(ジョン・アクトン)

 

 

また、山下氏や橋本氏の発言内容や発せられたタイミングには、現役時代の功績を知るものとして残念でなりません。

 

他方、山口氏の発言については大いに評価されるべきでしょう。

 

今回の騒動は、日本国内だけの問題に留まりませんし、今後の動きに注目したいと思います。

 

 

話は少し変わります。

 

最近よく耳にする『古い価値観』という言葉があります。

 

ほとんどの場合、否定的評価のニュアンスで用いられています。

 

『古い価値観』というのはかなり以前からある価値観のことを意味していると思うのですが、古いからと言って間違っているとは限らないですし、『新しい価値観』が正しいとも限らないとも思うわけです。

 

「温故知新」

 

自分の生き方・考え方に固執するのはよろしくないですし、一般的に加齢に伴い、脳の前頭前野の機能が弱くなり、場にふさわしくない話をする、同じ話を繰り返す、思いついたことを考えることなく言葉にするなど、自制心が効かなくなると言われております。

 

老いていることが害であり若ければ良とするご意見も散見されますが、それはそれで一括りに論じる事には危うさがあるとおもうわけです。

 

僕等も、大いに気をつけなければいけません。

 

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

 

 

子供たちを責めないで
(1983年)
伊武雅刀

 

私を含めた今の大人たちへの皮肉に聞こえてしかたありません。

 

こちらが原曲
“DON’T BLAME THE CHILDREN”(1967年)Sammy Davis Jr.
(当然歌詞の内容は全く違います)

 

おまけ

 

オヤジK

 

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