徒然なるままに №519 反戦

 

幾つかのメディアでも報じられていますが、先週18日深夜【村上RADIO】特別番組が緊急オンエアーされました。

 

聴取された方はいらっしゃいますか?

 

【村上RADIO】とは、『村上春樹』氏自らディレクター兼DJを務める番組です。

 

 

村上RADIO 戦争をやめさせるための音楽

 

 

番組で紹介された曲の中から、今日は“WAR”をお届けします。

 

 

(以下、上記WEBページより引用)

 

CBS/SONYエドウィン・スターのヒットさせた痛切な反戦ソング「WAR(黒い戦争)」を、ブルース・スプリングスティーンがライブで歌います。1985年、ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムでの録音です。

凄い歌詞ですよね。危うくヴェトナムに送られるところだったスプリングスティーンは、この曲を歌い始める前に、実感を込めて若い聴衆に語りかけます。彼のニュージャージー時代の友だちの多くは徴兵されて、ヴェトナムで命を落としています。そのことを彼は深く悔やんでいます。

 

(動画0:50過ぎから)

「おれたちが育った1960年代、毎晩のようにテレビで戦争を見て育った。友人たちも戦争に巻き込まれた……で、ここにいる若い人たちみんなに、この歌を聴いてもらいたいんだ。とりわけ十代の人たちにね。おれのたくさんの友だち、よく覚えているよ。みんなまだ17か18で、その頃おれたちはまだ、世の中の多くのことがよくわかっていなかった。そういうのを学ぶ機会すら持てなかったんだ。で、次の戦争があったら、彼らはきみたちのことをきっと見守っているだろうし、そのとききみたちは、自分がほんとに何をやりたいのか、それをしっかり知っておかなくちゃならない。なぜなら1985年の今、指導者とかそういう連中に黙って従っていたら、きみたち死んじゃうぜ。

 

(動画2:05過ぎ)

おれが今話しているのは (What I’m talking about is)……

 

そして“WAR”という曲の冒頭になります

 

 

“WAR”
邦題:黒い戦争
(1985年)
Bruce Springsteen

 

 

 

オリジナルはこちら

 

Edwin Starr
(1970年)

 

 

 

絶対安全圏に居る老人たちが始める戦争で、真っ先に犠牲になるのは若者たち。

 

そして多くの罪のない人たちの人生を奪い、悲しみと憎しみと絶望を残していく。

 

 

オヤジK

 

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徒然なるままに №514 ユヴァル・ノア・ハラリ

 

2年程前にも記事内で彼の言葉を引用させていただいたことがありますが、【サピエンス全史】の著者であり、世界的な歴史学者・哲学者である『ユヴァル・ノア・ハラリ』氏が、英・ガーディアン紙に緊急寄稿しました。

 

 

今回翻訳された全文が公開されましたので、よろしければご覧ください。

 

 

『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ氏、ウクライナ侵攻を受けてガーディアン紙に緊急寄稿。全文公開!

 

 

 

今に始まった事ではありませんが今回も御多分に洩れず、テレビやネットではバイアスがかかったいい加減でテキトーなコメントが溢れかえっています。

 

現代における【知の巨人】と称される彼が今どのように考えているのか、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。(彼の論考がすべて正しいと言っているわけではありません)

 

 

 

“Imagine”
(1988年)
忌野清志郎

 

 

 

いつもの癖で冷めた目線で見ている【サステナブル】や【SDGs】なんですが、声高に喧伝している企業や組織が反戦メッセージひとつも出せないって、何なんでしょうね。

 

 

オヤジK

 

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徒然なるままに №513 危ういやつら

 

個々人の価値観や考え方はまちまちですし、一部に挑発的で先鋭的且つ偏狭的な考えをお持ちの方がいらっしゃるのも理解しています。

 

それはそれと切り分けて物事を眺めてはいますが、権力サイドの方々はくれぐれも慎重であっていただきたいと思うわけです。

 

 

今世界を揺るがしているロシアによる軍事侵略について、

 

「ウクライナが核兵器を放棄していなければ、今回の事態は起きなかった。」

「よって、日本も核を保有もしくは共有(ニュークリア シェアリング)すべきであり、今こそ議論を進めるべきではないか」

 

 

等と、あの元首相やコメンテーターの仮面を被った声の大きな政治屋、そして彼らの取り巻きの方々が次々に発言しています。

 

 

ひとつの選択肢としてそういった考えもわからなくもないのですが、仮に核兵器があれば軍事進攻が起こらないというのであれば、持っているかもしれないと理由で攻められたイラクはどうなの?と思ったりするわけです。

 

また、北朝鮮が核やミサイルを持っているから攻められないというのは、単に後ろに中国が控えているからと考えるのが妥当でしょう。

 

 

核兵器による抑止力を全面的に否定するものではありませんが、日本が歩んできた歴史を鑑みるに、熟慮を欠いた短絡的で扇動的な発言は厳に慎んでいただきたいものです。

 

 

また、【非核三原則】は古い昭和の考えであり、現状にあっていない等ともおっしゃっているようですが、実質的な核保有国とも言えるここ日本において、殊更中露や北朝鮮を刺激し、緊張や不安定な状況に拍車をかけるような発言はいかがなものかと思うのです。

 

 

 

ただ、全くもって議論すら容認しないというスタンスではありません。

 

 

しかしながら、この国の権力者たちが持ち出すセンシティブな議論とは、でっち上げの逸話をあたかも多数であるかのごとく得意満面に披露したり、論点をずらし話をすり替え、同じことを繰り返し発言することが丁寧な説明であり、一定の時間を費やせば議論は尽くされたと数の力で押し切ろうとする、なんとも議論とは程遠いものであることは、昨今の国会論戦をみれば明白です。

 

 

こんな事を書くと、オマエの頭はお花畑か?とか左か?とか赤か?等と非難されそうですが、争いごとは当事者双方の主張が食い違うところから始まるわけで、自説だけが正義だ!という一方的な論考には異を唱えたいと思う訳です。

 

 

政治とは緊張を煽ったりせず、対立する利害を調整する為にあり、絶対安全圏にいながらにして、政治家個人の悲願達成の為に、熟慮を欠いた自説を吹聴して回るものではないはずです。

 

 

また、平時に慎重な議論の場を設けるならまだしも、パンデミックや世界情勢により非日常的な空気が溢れ、人々の心が何かと不安定なこの時期に、憲法や核に関する議論はすべきではないと考えます。

 

 

ファシズムとは民衆の恐怖と不安を煽って、コントロールしようとするのです。

 

 

 

【戦争屋】の看板を隠している【政治屋】どもが、この国の中枢に巣くってそれなりに力をもっている今の日本って、かなりヤバくね?

 

また、そういった危うい連中の発言を無批判で大量に垂れ流す、国営放送やお台場テレビグループ、大手町新聞等のマスメディアも、ある意味同じ穴のムジナやなぁ。

 

 

 

 

“The War Song”
(1984年)
Culture Club

 

 

曲の後半で“No more War,No more War”と繰り返していますが、こっそり日本語で♪センソー ハンタイとも歌ってますよ^^

 

オヤジK

 

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徒然なるままに №509 繰り返す

 

『君と僕は同じ未来を見ている。ゴールまでふたりで一緒に駆け抜けようではありませんか』とおっしゃったあの元首相は、【ピアノを弾いてみました】とはしゃいでおられますが、何かメッセージでも送ったんですかね?

 

確か【外交の〇〇】と持ち上げられていたと思うのですが。

 

 

ウラジミールさんがおっしゃっている、「他国の脅威から自国民を守る自衛の戦争」とか「他に手段がなかった」って、最近ここ日本の政治論争の場でもちょくちょく耳にしているような・・・

 

 

 

それはさておき、民族・言語・宗教・エネルギーが絡むと、ありきたりの正義などはゴミみたいなものということを改めて思い知らされています。

 

つまるところ、平和条約・安保条約なんてものも・・・

 

それは、歴史が物語っています。

 

今回は超大国が絡んでいますので、世界的に大きなニュースになっているのですが、中東や南米、アフリカなどでは、日常となっている問題です。

 

平和を願う気持ちは誰もが持っているはずなんですが、改めて人類の愚かさをまざまざと見せつけられています。

 

 

“Love train”
(2009年)
Rod Stewart

 

 

さぁ 世界のみんな手を取り合って!!と平和を呼びかけている“Love train”は、1973年全米1位になった『The O’Jays』の曲です。

 

映画【オデッセイ】(2015年・マット・デイモン)で挿入歌にもなっていますし、あのブリティッシュロックの大御所バンドもカヴァーしています。

 

オヤジK

 

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